イタリアの美術館・博物館
« イタリア語トップヴァティカン宮殿(博物館)
広大な宮殿のほとんどが、博物館、美術館、絵画館、図書館で占められています。コレクションは、歴代の法王が集めたものが中心で、古代ギリシャ美術からさまざまな時代の美術的価値の高いものばかりです。1階には①絵画館②ピオ・クレメンティーノ美術館③エジプト博物館④図書館⑤キアーラモンティ博物館⑥システィーナ礼拝堂などがあります。2階には⑦エトルリア美術館⑧地図のギャラリー⑨ラファエッロの間⑩ラファエッロの廊下があります。
ウッフィツィ美術館
メディチ家の財力を結集したルネッサンス美術のすべてがここにあります。ボッティチェッリの『春』もラファエッロの『ひわの聖母』など。2階はダ・ヴィンチ、ミケランジェロらのデッサンと版画の部屋。3階が絵画館となり、ダ・ヴィンチ、ティツィアーノなどの画家たちの自画像ギャラリーとなっています。
パルジェッロ国立博物館
ミケランジェロによる『バッカス』『聖母子』。ドナテッロの作品『ダヴィデ像』『聖ゲオルギウス像』など。
パラティーナ美術館
ピッティ宮の2階にあり、ラファエッロ作品11点、『大公の聖母』『小椅子の聖母』など。また、ティツィアーノの『コンチェルト』『若者の肖像』や、ルーヴェンス、カラヴァッジョ、フィリッポ・リッピらの作品など。
アカデミア美術館
ミケランジェロの彫刻とフィレンツェ派絵画を収めた美術館。『ダヴィデ像』『サン・マッテオ像』『パレストリーナのピエタ像』など。
ブレラ絵画館
ミラノを代表する絵画館で、特に15~18世紀のロンバルディア派やヴェネツィア派の作品が主体。ラファエッロの『聖母マリアの結婚』やジョヴァンニ・ベッリーニ『ピエタ』、『聖母子』など。
アンブロジアーナ絵画館
ロンバルディア派とヴェネツィア派の絵画が中心。レオナルド・ダ・ヴィンチの『音楽家』、ほかにラファエッロの『アテネの学堂』のカルトーネ(下絵用のデッサン)やカラヴァッジョなど。
サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会
教会に向かって左側にある修道院の食堂にレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』がある。
国立考古学博物館(ナポリ)
世界でも屈指の、ギリシャ・ローマ美術を収集した博物館。『アフロディーテ像』『槍兵』『カプアのプシケ像』『ファルネーゼの雄牛』『ファルネーゼのヘラクレス』『アルテミス像』など。